File No.9
クロムめっき処理
2004/02/06更新


各部品に装飾クロムめっき処理をする

せっかくホイールを分解したので、装飾クロムめっき処理をしました。
ついでに他のパーツも処理してもらいました。

準備する部品 ・ホイール等の処理する部品
 (少しぐらいの錆びは薬品による酸洗いで落ちますが、出来るだけ落としておいた方が良いかも)
・コンパウンド等の研磨剤(通常はめっき後にバフ仕上げをしてもらえると思います)
費用 今回は無理言って、職人さんにお酒2本で依頼してもらいました。
備考 ネット上でめっき等処理の相談や見積及び依頼が出きるところがあります。
またバイク屋さんを経由しても依頼できると思います。
結果 やっぱり錆びの酷いところはめっき処理がのりにくいです。
サンドブラストがあれば錆び落としに最高なんですが・・・。
バフ仕上げをすれば完璧ですが、めんどうなんでこのままでもいいかなぁ。
満足度 ☆☆☆☆
写真 装飾クロムめっき前 装飾クロムめっき後
1. 全体写真
2. ホイール表面 
3. ホイール裏面
4. エアクリーナーボックス
5. カバー類


主なめっき処理について
名称 内容 装飾 防錆 耐摩耗性 耐候性
亜鉛めっき 市販のボルト、ナット等によく使われてます。量産に向いており、数ものの場合は安価です。
亜鉛めっきには、自ら錆びて素地の鉄を守るという不思議な性質があります
通常は耐食性と美観のため、更に有色クロメート処理というものをかけます。クロメート処理によって違いますが、銀色や薄い金色です。
ニッケルめっき ニッケルは空気や湿気に対して鉄よりはるかに安定しているので、美観と防錆を兼ねためっきです。2層3層と重ねると、防錆、防食が飛躍的に増します。金めっき、銀めっきなどの下地めっきとしても利用されています。
複雑な形状の細部にもしっかり付着する無電解ニッケルめっきもあります。銀色です。
クロムめっき 下地めっきに銅めっき、ニッケルめっきをして密着を良くしてから、最上層にクロムめっきをかけます。鏡面のような光沢があり、耐食性や装飾性に優れ、装飾めっきとして用いられるほか、その硬度が高く、摩擦係数も低いなどから工業用クロムめっき(硬質クロムめっき)として広く用いられます。綺麗な光沢の有る銀色です。
特性表は三和メッキ工業さんを参考にしました。